【最新版】長崎県の公立高校入試倍率から見る「今、どう動く?」〜受験生と保護者のための安心ガイド〜
- クラーク 個別教育
- 7月18日
- 読了時間: 6分

【最新版】長崎県の公立高校入試倍率から見る「今、どう動く?」
〜受験生と保護者のための安心ガイド〜
目次
はじめに
まず知っておきたい、「倍率」って何?
【注目】令和7年度の最新倍率から読み取れること
地域ごとの傾向は?【長崎市 vs 佐世保市】
専門学科の注目ポイント
長崎市内主要高校の進学希望倍率の推移
分析と考察
受験生と保護者へのアドバイス
「志望校、どうする?」迷っている人へ
ここからの過ごし方で差がつく!
最後に 〜心のサポートのススメ〜
はじめに
こんにちは!受験生の皆さんはいよいよ本格的に受験シーズンが見えてきましたね。
中3の皆さん、そして日々サポートされている保護者の皆さま、本当にお疲れさまです。
今回は、長崎県が発表した「令和7年度の高校進学希望状況調査」と過去の調査をもとに、最新の倍率や傾向を、わかりやすくお伝えしていきます。
この記事が、志望校の選択や受験勉強の計画づくりのヒントになればうれしいです!
まず知っておきたい、「倍率」って何?
「倍率」ってよく聞くけど、なんとなくのイメージで捉えていませんか?
たとえば倍率が1.50というのは、「1つの枠を1.5人で取り合う状態」を意味します。
つまり、受験生2人に対して、1.5人しか合格できないということ。
だからこそ、倍率の変化をチェックすることは、自分の立ち位置を知るうえで大切なんです。
【注目】令和7年度の最新倍率から読み取れること
長崎県教育庁が2024年7月に発表した最新データから、いくつかの注目校の倍率をピックアップしてみました。
● 長崎東高校(普通・国際)
昨年(令和6年度):1.39倍
今年(令和7年度):1.26倍→ 少し倍率が下がりましたが、まだまだ人気は高いまま。
● 長崎北陽台高校(普通)
昨年:1.27倍
今年:1.50倍→ なんと、倍率急上昇!県内でもトップクラスの志願者数に。
● 佐世保南高校(普通)
昨年:1.59倍
今年:1.50倍→ こちらも依然として高倍率。根強い人気を感じます。
このように、人気校では“例年よりちょっと上がった・下がった”があるにせよ、「やっぱり狭き門」という傾向は変わっていません。
地域ごとの傾向は?【長崎市 vs 佐世保市】
◉ 長崎市エリア
長崎東は倍率こそ少し下がったものの、受験生からの信頼は変わらず。
北陽台は大幅上昇。特に推薦や特色選抜を狙う生徒が増えている印象です。
→ 長崎市内の上位校は、今後も安定して高倍率が続きそうです。
◉ 佐世保エリア
佐世保南の人気は継続中。
佐世保北は、前年比で0.98倍→1.33倍と大きく上昇。
→ 佐世保エリアでは「確実に合格したい」層と「より上位を目指したい」層の動きが分かれてきている様子です。
専門学科の注目ポイント
● 工業系
長崎工業 情報技術科:2.13→2.08
佐世保工業 機械科:2.03→1.48
→ 情報系の人気はやや落ち着いたものの、それでもまだまだ高倍率。
将来の就職や専門スキルを見越して、工業・商業・情報系を志望する生徒が年々増えています。
「普通科じゃない道もアリかも」と思ったら、専門学科にもぜひ目を向けてみてくださいね。
長崎五高の進学希望倍率の推移
以下の表は、長崎市内の主要高校の進学希望倍率の推移をまとめました。
高校名 | 学科 | R5年度 第1回 | R5年度 第2回 | R6年度 第1回 | R6年度 第2回 | R7年度 第1回 | R7年度 第2回 |
長崎東 | 普通・国際 | 1.55 | 1.37 | 1.36 | 1.22 | 1.39 | 1.20 |
長崎西 | 普通 | 1.07 | 1.06 | 1.26 | 1.10 | 1.13 | 1.02 |
長崎西 | 理系コース | 1.83 | 1.69 | 1.86 | 1.78 | 1.83 | 1.78 |
長崎北陽台 | 普通 | 1.64 | 1.10 | 1.52 | 1.20 | 1.27 | 1.09 |
長崎北陽台 | 文理探究 | 0.76 | 1.25 | 1.26 | 1.15 | 1.21 | 1.15 |
長崎南 | 普通 | 0.88 | 0.84 | 1.07 | 0.94 | 1.03 | 0.94 |
長崎北 | 普通 | 1.38 | 1.25 | 1.19 | 1.11 | 1.15 | 1.07 |
※データは長崎県教育庁が発表した各年度の進学希望状況調査に基づいています。
分析と考察
1. 長崎東高校の安定した人気
長崎東高校の普通・国際科は、過去3年間を通じて1.2倍前後の倍率を維持しており、安定した人気を誇っています。特に第1回調査では1.36〜1.55倍と高めの倍率が見られますが、第2回調査ではやや落ち着く傾向があります。
2. 長崎西高校理系コースの高倍率
長崎西高校の理系コースは、常に1.7倍以上の高倍率を維持しています。
理系進学を目指す生徒にとっては、競争が激しい状況が続いています。
3. 長崎北陽台高校の倍率の変動
長崎北陽台高校の普通科は、第1回調査で高めの倍率(1.52〜1.64倍)を示すものの、第2回調査では1.09〜1.20倍とやや落ち着く傾向があります。
文理探究科も同様に、第1回調査で倍率が上昇し、第2回調査で安定する傾向が見られます。
受験生と保護者へのアドバイス
1. 第1回と第2回調査の違いを理解する
第1回調査(7月実施)は、受験生が志望校を検討し始める時期であり、倍率が高めに出る傾向があります。
一方、第2回調査(11月実施)は、志望校が固まりつつある時期で、より現実的な倍率が反映されます。
この違いを理解し、志望校選びの参考にしましょう。
2. 高倍率の学科への対策
長崎西高校の理系コースなど、高倍率の学科を志望する場合は、早めの対策が重要です。
過去問の分析や模擬試験の活用を通じて、出題傾向を把握し、計画的な学習を進めましょう。
3. 志望校の特色を理解する
各高校・学科には、それぞれ特色があります。例えば、長崎東高校は国際教育に力を入れており、長崎西高校の理系コースは理系大学進学を目指す生徒に適しています。志望校の教育方針やカリキュラムを理解し、自分の進路に合った選択を心がけましょう。
まとめ
長崎市内の主要高校では、倍率の変動が見られるものの、各校ともに一定の人気を維持しています。
第1回調査と第2回調査では倍率に違いがあるため、両方のデータを参考に志望校を検討しましょう。
高倍率の学科を志望する場合は、早めの対策と計画的な学習が鍵となります。
志望校の特色を理解し、自分の進路に合った選択を心がけましょう。
受験は人生の大きな節目ですが、自分の目標に向かって努力することで、必ず道は開けます。受験生の皆さんと保護者の皆さまが、納得のいく進路選択ができるよう、心より応援しています。
「志望校、どうする?」迷っている人へ
「この学校に行きたい」という気持ちと、「合格できるかな?」という不安。
この両方を抱えているのが、まさに今の受験生です。
倍率を見てビックリした人もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
倍率はあくまで目安であり、「絶対に合格できない」ということではありません。
むしろ、自分の志望校についてよく調べて、心を決めて、「ここに行きたい!」という覚悟ができているかどうかのほうが大切ですよ!
ここからの過ごし方で差がつく!
受験まであと半年ほど。ここからの過ごし方次第で、合否が大きく分かれます。
☑ 基礎を固める
→ 入試は1~2年生の範囲から60~70%出ます。夏はこれまでの総復習をするのに最適です!
(中学生なら、4~5年生の範囲)
☑ 苦手をなくす時間をつくる
→ できないことを「そのまま」にしないこと。一歩ずつ確実に「できる」ようにしましょう!
☑ 模試は「合格可能性」ではなく「伸びしろ」を見る
→ 点数に一喜一憂するよりも、「次にどう活かすか」が大切です!
最後に 〜心のサポートのススメ〜
最後に、毎日がんばって支えてくださっている保護者の皆さまへ。
受験生は今、目に見えない不安やプレッシャーと日々、戦っています。
成績の話だけでなく、「今日どうだった?」「塾で先生、どんなこと言ってた?」という、ふとした日常会話が心の支えになります。
ただ“話を聞くだけ”で充分。
お子さんにとって「どんな自分でも受け止めてくれる存在」が家にあること。
それだけで前に進む力になりますよ!


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