塾を休みがちな息子…このままで大丈夫?振替授業の落とし穴とその乗り越え方とは?
- クラーク 個別教育
- 4月18日
- 読了時間: 5分
更新日:4月22日

塾を休みがちな息子…このままで大丈夫?振替授業の落とし穴とその乗り越え方とは?
中学生の息子が通っている塾は、休んだ場合に振替ができる仕組みなのですが、「別日に行くのは面倒」「今日は塾の気分じゃない」といった理由で、どんどん振替せずに欠席がたまっています。振替は2ヶ月を過ぎると消えてしまうルールなので、結局そのまま無駄になってしまうことも多く、月謝を払っているのに…というもったいなさを感じてしまいます。とはいえ、無理に行かせても気乗りしていない様子では逆効果になりそうで、強く言えない自分もいます。このままだと成績も心配ですし、そもそも塾に通わせる意味があるのか悩んでしまいます。こういう状況のとき、他のご家庭ではどうされていますか?
目次
1.「塾の気分じゃない」と言われて…モヤモヤしませんか?
2.無理やり行かせる前に知ってほしいこと
3.「行きたくない理由」を優しく聞き出す
4.「家族ミーティング」で目的を再確認する
5.塾の価値を「自己管理の練習の場」としてとらえ直す
6.スケジュールを“見える化”して一緒に管理する
7.振替授業は“親子の対話のきっかけ”に
8.「頑張っても成果が出ない」と感じているかも?
まとめ:「やればできる」じゃなく、「やれば伸びる」
1.「塾の気分じゃない」と言われて…モヤモヤしませんか?
「今日は塾の気分じゃない」「振替、また今度でいいや」そう言っては塾を休みがちになり、振替もしないまま消化期限が過ぎてしまう…。気づけば、月謝だけが消えていくようなもったいなさを感じて、モヤモヤする。
——そんな経験、ありませんか?
実はこの悩み、中学生男子を育てるご家庭あるあるなんです。でも、ここで無理に行かせるのは、必ずしも正解とは限りません。
2.無理やり行かせる前に知ってほしいこと
「塾=イヤな場所」というイメージが心に根づいてしまうと、勉強への抵抗感が強くなり、その後の学習にも大きく影響します。だからこそ、今こそ“前向きに向き合うチャンス!”なんです。
私の塾でも、毎年何人もの生徒さんが同じような状況になります。特に男の子は波がありますし、一度ならず何度も、こうした時期を経て成長していく子が多いんです。
では、どうすれば塾に前向きに通えるようになるのでしょうか?
今回は、これまで多くのご家庭と向き合ってきた経験から、6つの実践的なヒントをご紹介します。
3.「行きたくない理由」を優しく聞き出す
「今日は気分じゃない」の裏には、さまざまな感情が隠れていることが多いです。疲れやストレス、友人関係の悩み、内容についていけない不安など…。
まずは、理由を1つに絞らず、紙に書き出して一緒に整理してみてください。解決することよりも、まずは“気持ちを見える化”することがスタートです。
4.「家族ミーティング」で目的を再確認する
「なぜ塾に通っているのか」を、あらためて家族で共有してみましょう。
お母さん:「あなたの将来の可能性を広げたくて通わせてるんだよ」
息子さん:「…成績上げたい気持ちはあるんだけど…」
こんな風に、お互いの気持ちを言葉にするだけで、少しずつ“親のための塾”から“自分のための塾”へと意識が変わっていきます。
発言が苦手なお子さんには、お父さんや第三者が代弁する形でもOK。家庭内での役割分担が難しい場合は、塾の先生に協力してもらうのがおすすめです!
5.塾の価値を「自己管理の練習の場」としてとらえ直す
塾は、勉強だけでなく「時間の使い方」や「習慣づけ」を学ぶ場でもあります。
「テストで良い点をとりたい」「志望校に受かりたい」といった、入塾時の気持ちを思い出すことで、「どうやって塾を活かすか?」という視点に変えることができます。
6.スケジュールを “見える化” して一緒に管理する
行く気はあるのに、「気づいたら時間が過ぎていた」なんてこともありますよね。
そんなときは次の方法がおすすめです:
ホワイトボードで明日の予定を見える化
スマホやスマートスピーカーでリマインダーを活用
親が次の予定を声かけしてあげる
小さな工夫が、“自分で動けた”という自信につながります。
7.振替授業は “親子の対話のきっかけ” に
「振替いつにする?」と一緒に予定を確認してみましょう。このシンプルなやりとりが、意外なほど効果的です。
「どうせ自分で決めなきゃ」とプレッシャーを感じているお子さんにとって、親のちょっとした伴走が心強いサポートになります。
8.「頑張っても成果が出ない」と感じているかも?
もし塾に行っても成果が見えにくいと感じているなら、やる気が落ちていて当然です。
そんなときは、
英検や漢検などの検定に申し込む
検定は合否がはっきりでるので、達成感を得ることができます。たとえ不合格だったとしても、勉強のやり方の課題が明確になります。
自習で毎日通うルーティンを試す
勉強はやったりやらなかったりすると、いざ、やろうとするときにダルさを感じます。“学校から帰宅したらすぐに勉強する”がおすすめですが、それが難しいなら、“塾でやって帰る”をぜひ、お試しください。また、毎日通うのが習慣になったら、塾への行き渋りもなくなりますよ。
クラスや講師(通塾ペースや曜日)を変更する
など、思い切って“形を変える”のもひとつの方法。
「塾に行けるかどうか」ではなく、「勉強を続けられる形にできているか」が大事です。
まとめ:「やればできる」じゃなく、「やれば伸びる」
子どもの成長は、本当に十人十色。比べなくていいんです。昨日より今日、少しでも前に進めたなら、それは大きな一歩。
「ちゃんとできてない…」と落ち込むより、「今日、ちょっとでも話を聞いてあげられた」「振替の日程を一緒に考えられた」そんな1つ1つを大切にしていきましょう。
一緒に、無理なく前に進みましょう
塾に通う意味が揺らいでいる今こそ、お子さんと向き合うチャンスです。「どうしたら、あなたにとって良い形になるかな?」と、寄り添いながら進んでいけたら、それだけで十分。
お子さんのタイプや学年に合わせた、より具体的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
一緒に、無理なく。でも確実に。
お子さんの未来につながる一歩を踏み出していきましょう!
※「塾選び.com」にて、塾長山本がエキスパートとして回答した内容を再編集、紹介しています。
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