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子どもを塾に通わせているのに成績が上がらない?そのモヤモヤの正体と解決策

更新日:7月9日


子どもを塾に通わせているのに成績が上がらない?そのモヤモヤの正体と解決策
子どもを塾に通わせているのに成績が上がらない?そのモヤモヤの正体と解決策


目次

はじめに

1.まず大前提として知っておいてほしいこと

2.「目的」「目標」「成果」の3ステップで考える

3.成績が「上がっていない」とは、どういう状態か?

4.塾が「合っているかどうか」の判断基準

5.じゃあ、どうすればいいの?3つの実践ステップ

最後に:塾はあくまで「手段」、大事なのは「目的」



はじめに

「もう半年以上も塾に通っているのに、成績が上がっていない…」

そんな悩みを抱えている保護者の方は、実は少なくありません。

しかも「塾に行ってなかったらもっと成績が下がっていたかもしれない」と考えると、やめる決断もできず、モヤモヤした気持ちが続いてしまいますよね。


今回は、そんな迷いや不安に対して、教育の現場で多くの生徒を見てきた立場から、ヒントになる考え方や解決策をご提案します。



まず大前提として知っておいてほしいこと

このような悩みを抱えるということは、それだけお子さんのことを真剣に考えていらっしゃる証拠です。

時間もお金もかけて、「通塾する」という選択をした。それは素晴らしいチャレンジです!

だからこそ、結果が見えにくい今、不安になるのは当然の感情です。

でも、そこで焦って「すぐに成果が出ない=意味がないから辞める」と判断するのは、ちょっと待ってください。


大切なのは、「目的」「目標」「あげたい成果」を明確にし、それに合った評価軸で進捗を確認することです!



「目的」「目標」「成果」の3ステップで考える

塾に通う理由はご家庭によってさまざまです。

  • 志望校に合格してほしい

  • 苦手科目を克服してほしい

  • 自信を持って勉強できるようになってほしい

  • 学習習慣を身につけてほしい


この中で「今、いちばん大事なのは何か?」をまず、明確にしてみましょう。

例えば「志望校合格」が目的だとしても、現時点では「学習習慣の定着」が目標になるかもしれません。

その場合、偏差値や点数の変化よりも、「自分から机に向かうようになったか」「家で復習(塾で自習)をしているか」のほうが重要な評価ポイントになります。


つまり、段階によって“成果のはかり方”を大きく変えるんです!



成績が「上がっていない」とは、どういう状態か?

一口に「成績が上がっていない」といっても、その中身はさまざまです。


  • 模試の偏差値が変わらない

  • 定期テストの点数が横ばい

  • 苦手科目の理解度が伸びていない

  • 家庭学習の時間が増えていない


具体的に見ていくと、「上がっていない」ように見えて、実は横ばいで維持できていること自体が成長であることも少なくありません。


例えば、学年が上がると内容が難しくなるのに成績が落ちていないなら、それはむしろ頑張っている証拠です。また、1学期よりも2学期の方が学習内容が難しくなるので、点数が維持できているなら、ほめていい場合が多いんです!



塾が「合っているかどうか」の判断基準

では、塾が合っているのかどうかを見極めるために、以下の4つの視点を確認してみてください。


  1. 塾が成果や成長のフィードバックをしてくれているか?

  2. お子さんの性格や学習スタイルに合った指導がされているか?

  3. 講師やスタッフとの信頼関係は築けているか?

  4. 塾での学びが家庭学習や自学につながっているか?


特に大切なのは、「お子さん自身がどう感じているか」です。

本人が「行くのがイヤじゃない」「先生の話は分かりやすい」と感じているなら、それはすでにプラスの要素です。心が前向きであれば、学習の吸収力も高まります!



じゃあ、どうすればいいの?3つの実践ステップ

ここからは、具体的なアクションプランを3つご紹介しますね!


1. 塾の先生と面談して、現在地を率直に確認する

「自宅ではこんな感じなんですが、塾ではこの半年間でどんな変化がありましたか?」「どの科目が伸びていますか?」と、遠慮せずに聞いてみましょう。塾もご家庭との連携を大切にしています。もし明確な答えが得られなければ、その塾のサポート体制を見直すきっかけにもなります。家での様子を伝えて情報を共有し、今後の関わり方を検討しましょう。


2. 小さな成果を見える化して、家庭でも記録する

例えば、「英単語を1週間で50個覚えた」「家で自分から勉強するようになった」など、点数以外の成長も記録しましょう。おすすめはカレンダーです。貼ってあれば書きたいときにすぐに書けるし、いちばんよく見るところに貼っておけば、これ以上ない「見える化」ができます。そしてこれは、モチベーション維持にもつながります。


3. 3ヶ月限定で “目に見える成果” にこだわる目標を設定する

「次のテストで英語+5点」「1日15分、学校の復習をする」など、「これならできそう!」と本人が思えるような短期目標を立てると、変化を実感しやすくなります。そして、毎日継続しましょう。はみがきにお休みの日はないように、習慣化するには毎日やることです。その集大成として、検定試験を受けるというのは、「成果の見える化」にもってこいですよ~!



最後に:塾はあくまで「手段」、大事なのは「目的」

塾に通わせることが目的になってしまっていないか、今一度見直してみてください。

現時点の目標が合っていないと感じたら、塾の先生と情報を共有し、今の学習目標を確認しましょう。


もし、あなたのお子さんが、最初の一段目に上れていないと感じているなら、

毎日塾でやることと自宅でやることを「場所」や「時間帯」で明確に分けることからはじめてみてください。

本人にも成果が見えやすくなります。

継続できるようになれば、自信がついてきます。

保護者もほめるポイントとサポートの仕方が分かります。


これを焦らず、「最初のステップ」だと認識して確実に踏んでいくこと。

点数アップや成績向上を求める前段階として、これができるようになることが、最初の、そして「大きな一歩」です。


もし、あなたのお子さんが、決めたことが毎日できているなら、本当に素晴らしいです!

次の段階へ進んで新たな目標を決め、それをどうやって達成するのか、戦略を考えましょう。

そうやって、一歩ずつ前に進んでいきます。


お子さんは日々、確実に何かを学び、前に進んでいます。

その成長に気づいて認める視点を持つようにすると、保護者の心も軽くなるはず。

塾はそうやって、一歩ずつ成長する喜びを楽しみながら、いっしょに歩んでいくパートナーだと思っていただければこのうえない幸せです!


 ※「塾選び.com」にて、塾長山本がエキスパートとして回答した内容を再編集、紹介しています。


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