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Q. 中学受験の通塾はいつから始めたらいい?小3?小4?

執筆者の写真: 塾長山本塾長山本

更新日:2月17日


Q. 中学受験の通塾はいつから始めたらいい?小3?小4?
Q. 中学受験の通塾はいつから始めたらいい?小3?小4?

Q. 中学受験の通塾はいつから始めたらいい?小3?小4?


小学2年生の息子がいます。中学受験を検討しているのですが、通塾を始める時期について悩んでいます。周囲では「小3から始めるべき」「小4からで十分」など意見が分かれています。早すぎると負担になりそうだし、遅すぎると準備不足が心配です。息子自身は勉強が得意ではありませんが、興味を持てば熱中するタイプです。具体的な学年や科目の進度に関しても不安があります。どのタイミングで塾に通わせるのが適切なのでしょうか?


 

もくじ


Q 中学受験の通塾はいつから始めたらいい?小3?小4?

1 現状把握

2 考慮すべきポイント

3 学年別到達度のめやす

4 通塾を始めるタイミング

5 留意するポイント

6 最後に


 

1.現状把握


小学2年生のお子様の中学受験をご検討中とのことですね。通塾を始める時期については、確かにお悩みになるかと思います。周りの意見も様々で、迷ってしまいますよね。

まず、お子様の状況を整理してみましょう。


◯ 現在、小学2年生(再来月には小学3年生)

◯ 中学受験を検討中

◯ 勉強は得意ではないが、興味を持てば熱中するタイプ 以上の情報から、いくつか考慮すべき点が見えてきます。



 

2.考慮すべきポイント


1. お子様の性格と興味

勉強が得意でなくても、「興味を持てば熱中するタイプ」というのは大きな強みです。中学受験は長丁場になりますので、お子様のモチベーションを維持することがとても重要です。

もし、いま熱中できるものがあり、お子様が通塾をしぶるようなら、それを差し置いて無理に通塾させるのは控えましょう。お子様のやりたいことができなくなるばかりか、塾や勉強、中学受験そのものが、「やりたいことを邪魔するもの」になってしまうかもしれません。また、最近の脳科学の研究では、やりたいことに夢中になっているときこそ、脳の神経回路を発達させ、頭をよくするということがわかっています。


2. 中学受験の準備期間

一般的に、中学受験には3年程度の準備期間が必要と言われています。小学3年生から塾に通いはじめるのが一般的ですが、お子様の状況に合わせて調整しましょう。


3. 塾のカリキュラム

塾によってカリキュラムや考え方、学習のアプローチはまったく異なります。お子様に合ったカリキュラムを提供している塾を選ぶことが大切です。もし、迷ったら、塾のカウンセリングや体験授業などを受けて、現状の気になる点を伝えたうえで、学習方法を提案してもらうことをおすすめします。


4. 家庭学習のサポート

塾に通うだけでなく、家庭学習のサポートも必要です。お子様の学習状況を把握し、成長を認めましょう。これらの点を踏まえて、お子様にとって塾に通いはじめる最適なタイミングを考えてみましょう。



 

3.学年別到達度のめやす


小学3年生まで: 塾に通うかどうかは別として、中学受験の基礎を固める時期です。遊びの中で理科や社会の内容に触れ、ゲームを優位に進めるために計算することをおぼえ、周囲とコミュニケーションをとりながら、伝えたいことを論理的に説明する方法を学んでいくことが理想です。また、最近では学習マンガも豊富にあるので、マンガから入って学びを深めていくことも有効です。


小学4年生: 中学受験に向けて本格的に学習をはじめたい時期です。応用問題や発展問題にも少しずつ取り組み、力をつけていきます。


小学5年生: 検定や模試、過去問をやってみて志望校を絞り、学習到達度を確認します。


小学6年生: 受験本番に向けて、最終調整を行う時期です。



 

4.通塾をはじめるタイミング


小学3年生: 周囲の意見も参考にしながら、お子様の状況に合わせて判断しましょう。早めに塾に通い始めることで、基礎をしっかりと身につけることができます。もし、すでに熱中しているものがある場合は、通塾開始時期をよく検討しましょう。


小学4年生: お子さんによっては、まだ間に合う場合もありますが、一般的には早めに対策をしておくと有利です。


小学5年生: 志望校によっては合格が厳しい場合があります。



 

5.留意するポイント


◯ 焦らず、お子様の興味とペースを見極めましょう。

◯ お子様の興味を伸ばせるような学習方法を取り入れましょう。

◯ 塾の体験授業や説明会に参加し、お子様に合った塾を選びましょう。

◯ 家庭学習のサポートを惜しまず、熱中しているようなら横やりを控え、見守りましょう。

◯ 親子のやりとりがすぐに言い合いになるようなら、塾などを検討しましょう。


もし、小5~6になっても、思考が直感的で論理的思考が苦手なら、発達が比較的ゆっくりな方かもしれません。そして、発達がゆっくりなのは、お子様のせいではありません。それでも、無理をして中学受験に固執してしまうと、「自分は他の人に比べて劣っている」「がんばっても親の期待に応えられない」と感じてしまうかもしれません。その場合、無理をせずいったん志望校を下げたり、受験時期の照準を高校受験に切り替えることも検討してみてください。実際、あとから急に伸びてくる子も多くいます。大切なのは、その子の自己肯定感を下げず、伸びる時期を待つことです。


 

6.最後に


中学受験は「親子受験」とも言います。たいへんな道のりですが、プチ思春期のお子様と同じ目標を持ち、成長にしっかりと関わることができる、そんなチャレンジでもあります。親子で一緒に課題を克服したり、互いの成長を認め合ったりして楽しめるようなら、幸福度も高まるでしょう。そんな理想を描いて、少しずつイメージに近づけていきましょう。

親子での素晴らしいチャレンジを応援しています!

 

このQ&Aは、「塾選び.com」で個別教育クラークの塾長山本が、有識者(エキスパート)としてさまざまな質問に回答しています。そのサイトでは、生徒/保護者のリアルな声が寄せられていて、塾選びで迷っている方や勉強のやり方で困っている方にとって、とても参考になります。ここでは、塾長が回答した内容を再編集し、紹介しています。

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